サックスって難しい?難易度が意外に低い理由とは?

サックスって難しいの?

サックスは音も良いしカッコいい!憧れの楽器ですよね~♪♪

かく言う管理人も、大人になってからヤナギサワのサックスを中古で購入し、ヤマハに通ってました。

始める前は、難しいんじゃないか?ほんとうに吹けるようになるのか?などと不安でした。

サックスって実際のところ難しいの?簡単なの?ってギモンに思っている人も多いかと思います。

そこで、大人になってからサックスを始めた私の判る範囲で、このギモンにお答えします!

サックスは大人がゼロから始めるのに最適の楽器

サックスは大人になってから全くの初心者として始める楽器に最適だと思っています。
その理由をご説明します。

単音楽器であること

楽器には単音楽器和音(重音)楽器があります。

単音楽器は、サックス、トランペット、フルートなどの管楽器が代表的です。
和音楽器は、ピアノ、ギター、バイオリンなどなど、要するに2つ以上の音を同時に出せる楽器ですね。

どちらが簡単か?
というのは、いろんな要素があるので一概には言えませんが、私は単音楽器であるサックスの方が簡単だと思っています。

その理由は、単音楽器の方が練習が楽だからです。

ピアノだと、まず右手を練習して、次に左手を練習して、最後に両方をシンクロさせるという面倒な練習が必要です。

サックスの場合は、ピアノの右手だけのようなものです。

脳みそを100%、1つの音に使えるので、感覚的に演奏することができ、体に覚え込ませるようなメカニカルな練習が少なくて済みます。

サックスは歌を歌うのに非常に近い感覚で演奏できる楽器だと言われます。

譜面が読めない人でも、単音なのでピアノの譜面に比べれば、比べ物にならないくらい簡単です。

少し慣れれば、頭に浮かんだメロディをそのまま吹くことができるようになります。

サックスは音を出しやすい

私は、小学校の時にトランペットを吹いていました。子供がフルートをやっているので、フルートも借りて少し吹いたことが有ります。

管楽器の中で人気の御三家、サックス、トランペット、フルートを比較しても、サックスが一番早く音を出せるようになります。

その理由は、それぞれ全く異なる音の発生原理にあります。

サックスはリードの振動
トランペットは、唇の振動
フルートは、空気の共鳴

によって音が発生します。

サックスって難しいの?

リードの付いたマウスピースというのは、くわえて吹けば鳴るようにできています。(ちょっと乱暴ですが)
初心者でも全く音がでないということはありません。

サックスは運指が楽

サックスは木管楽器と金管楽器の間をつなぐために開発された比較的新しい楽器です。

運指(指の押さえ方)はリコーダーとほぼ同じで、クラリネットなどに比べても取っつきやすいと言われます。

初心者でも、ドレミファソラシドを初日から吹けるかもしれません。

キーの配置もとても良く考えられていて、シャープやフラットも比較的簡単に出すことができます。

サックスの難易度が低い理由をまとめると以下のようになります。

単音楽器なので練習が楽にできる
原理上、初心者でも音を出しやすい
運指が楽で音階を早く習得できる

このように、サックスは始めてから直ぐに音が出せて、楽しみながら練習できるようになるので挫折すること無く続けやすいんです。

とは言っても・・・

サックスは実はとても難しい楽器でもある

簡単な楽器だって言いましたが、これは初心者の最初の取っつきやすさの話です。

当然ながら、一流サックスプレーヤーのような良い音で、歌うように吹くのはとても難しいんです。

でも、そうで無ければ逆につまらないですよね。それだけ奥が深い楽器だってことです。

難しい理由をあげると以下のようなことです。

ピッチ(音程)を安定させるのが難しい

サックスは、マウスピースのくわえ方(アンブシャ)によって、音程がかなり変化します。

マウスピースにもよりますが、ジャズ・フュージョン用では、上に半音、下に全音くらいは変化します。

この音程の変化こそが、サックスの表現力に繋がる訳ですが、初心者にとっては悩みの種になります。

ピッチのずれは聞いていて一番気持ち悪いですし、上手い、下手がすぐにバレるところです。

ピッチを安定させるには、アンブシャや腹式呼吸を意識して、ひたすら練習するしかありません。

良い音を出すことが難しい

私が初心者の頃、ヤマハの先生は惚れ惚れするほど良い音がなるのに、自分はブーブーと変な音なので、楽器が悪いんじゃないかなどと疑って、先生に自分の楽器を吹いてもらったことがあります(笑)

そうしたら、言うまでもなく凄く良い音がしたんです。(^_^;)

どの楽器でもそうですが、上手い人って何でこんなに音が違うのかって思いますよね~。

いちばん大切なのは、アンブシャですが、それ以外にもとても多くの要素によって、良い音は作られます。

サックスなどの管楽器は、楽器だけが音を出すわけではなく、人間の横隔膜から気管、口の中、唇など自分の体の中まで全部が楽器の一部にならないと良い音にはなりません。

サックスを少し吹けるようになると、低い音、高い音で、体の中をかなり変化させて音を出すようになります。

最低音と最高音の出し方はまるで違います。

また、歌を歌うのと同じく腹式呼吸で圧力を高く保つことが大切でです。

良い音を出すのはとても難しいです。でも、良い音で吹けた時はとても楽しくなります。

良い音だね!って言われたら、サックスやってて良かった~って思いますよ。

サックスって難しい?のまとめ

まとめると、

サックスは最初のハードルは低くて初心者ウェルカム

最初の一曲を吹くのに、それほど時間はかからない

上達するのには時間がかかる。でも吹けば吹くほど、良い音になる。楽しくなる。やりがいがある。

っていう素晴らしい楽器だってことが判りました!

もしかしたらサックスの一番の難しさは、最初に楽器を買う勇気、音楽教室に行く勇気

かもしれません。

その扉を開いてしまえば、難しさより、楽しさや、やりがいが上回ると思いますよ♪

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